2025年3月に実施された第28回国家資格キャリアコンサルタント試験の学科試験(全50問)について、出題されたテーマごとに、背景知識をやさしく整理しました。
試験問題の文章・選択肢そのものは、著作権者(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会)に帰属するため、この記事では転載していません。正確な問題文を確認したい方は、下記の公式サイトをご覧ください。
50問すべてを5つのパートに分けて解説しています。気になる範囲からチェックしてみてください。
各パートの内容
問1〜10:白書・統計、代表的キャリア理論家
男女共同参画白書や雇用動向調査といった統計データ系のテーマから、サビカス・パーソンズ・ホール・ホランド・スーパー・マズローといったキャリア理論の重鎮まで、試験の定番テーマを整理しています。
[第28回キャリアコンサルタント試験 出題テーマ解説(問1〜10)はこちら]
問11〜20:心理療法・カウンセリング理論、公的支援策
交流分析やロゴセラピーなどのカウンセリング理論と、教育訓練給付制度・ハロートレーニングといった学び直しの公的支援策を扱っています。
[第28回キャリアコンサルタント試験 出題テーマ解説(問11〜20)はこちら]
問21〜30:労働法制度、キャリア教育・発達障害
年次有給休暇や労働時間、労災保険といった労働関連法規と、キャリア・パスポートやインターンシップ、発達障害への理解といった学校教育・支援分野のテーマです。
[第28回キャリアコンサルタント試験 出題テーマ解説(問21〜30)はこちら]
問31〜40:メンタルヘルス、カウンセリング基礎
職場のメンタルヘルスケアや合理的配慮、ラポール形成や見立てといったカウンセリングの基本概念を扱っています。
[第28回キャリアコンサルタント試験 出題テーマ解説(問31〜40)はこちら]
問41〜50:意思決定支援、自己研鑽・倫理
クライエントの意思決定支援や方策の実行、セルフ・キャリアドック、そしてキャリアコンサルタント自身の自己研鑽や多重関係といった倫理面のテーマで締めくくります。
[第28回キャリアコンサルタント試験 出題テーマ解説(問41〜50)はこちら]
第28回試験、出題テーマ全体の傾向
50問を通して整理してみると、大きく3つの視点が繰り返し問われていることがわかります。
- 原則と例外を正確に区別すること 「雇用保険は全事業所に適用されるが、暫定任意適用事業という例外がある」のように、原則だけでなく例外規定まで押さえているかが問われる問題が目立ちました。
- 理論家ごとの軸となる視点を混同しないこと サビカス・パーソンズ・ホール・ホランド・スーパーなど、似たようなテーマを扱う理論家が複数登場するため、それぞれの理論の核となるキーワードを正確に区別できるかがポイントです。
- 個別性・柔軟性を重視する姿勢 合理的配慮や両立支援ガイドラインなど、「画一的な対応ではなく、個々の状況に応じた柔軟な配慮が求められる」というメッセージが、複数のテーマにまたがって出題されていました。
学習の進め方
各パートの解説を読んだあとは、必ず公式サイトで実際の問題文・選択肢を確認し、正答との照らし合わせを行うことをおすすめします。この記事はあくまで「出題テーマの背景理解」を助けるものであり、実際の過去問演習と組み合わせて使うことで効果を発揮します。

