試験問題の文章そのものは転載せず、出題されたテーマの背景知識をオリジナルの解説としてまとめています。正確な問題文を確認したい方は、下記の公式サイトをご覧ください。
問31:スーパーのライフステージ理論
スーパーは、人生を成長・探索・確立・維持・解放(衰退・下降)という5つのライフステージに分けて捉えました。この5段階はスーパーの理論の中でも特に頻出のキーワードです。「マキシサイクル・メゾサイクル・ミニサイクル」や「ライフ・ライン法」など、別の側面や他の理論家の概念と混同しやすい用語も合わせて整理しておきましょう。
問32:事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン
両立支援プランには、就業上の措置や治療への配慮の具体的内容・実施時期を盛り込むことが望ましいとされています。詳細な医療記録の共有や能力評価試験の実施、同僚への同意書取得といった、プライバシーに踏み込みすぎる内容は求められていません。
問33:治療段階に応じた両立支援技法
治療段階に応じて、診断・検査の段階では当面の対応が中心となり、治療開始後にはキャリアの再構築支援、職場復帰直前には復帰後のイメージ作りの支援が行われるなど、段階ごとに求められる支援内容が異なります。
問34:マイクロカウンセリングにおけるフィードバック
アイビイが提唱したマイクロカウンセリングの「フィードバック」は、カウンセラーや第三者がクライエントをどう見ているかというデータを伝える技法です。「考えや感じたことを伝える」自己開示、「ひとつの観点を与える」解釈とは異なる技法として区別する必要があります。
問35:カウンセラーの応答技法
あいづち・反射・要約・自己開示のうち、「自己開示」はカウンセラー自身の考えや経験・感情をクライエントに伝える技法であり、クライエントがまだ言葉にしていない感情を明瞭にする「明確化」とは異なります。この取り違えは過去の試験でも繰り返し出題される定番の引っかけポイントです。
問36:グループアプローチ(構成的グループ・エンカウンター、SST)
ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、学習理論に基づく認知行動療法の一種として位置づけられます。構成的グループ・エンカウンターはロジャーズではなく國分康孝が開発した技法で、健康な人だけでなく組織開発や課題解決を目的に行われることもあります。
問37:ジョブ・カードの活用
ジョブ・カードは、一度作成して終わりではなく継続的に振り返りを行うことが重要です。求職活動をしない人にとっても自己理解を深めるツールとして活用でき、失敗した経験の振り返りも自己理解に役立ちます。
問38・問39:システマティックアプローチにおける目標設定
目標設定は、カウンセラーの専門的知識よりもクライエントの意思や希望が優先され、抽象的な目標よりも具体的な目標の方が動機づけに役立つとされています。一度設定した目標であっても、状況に応じて柔軟に見直すことが重要です。
問40:観察法における認知の偏り
観察を行う際に陥りやすい認知の偏りとして、「論理的過誤」(ある特徴があれば別の特徴もあるはずと決めつける)、「ハロー効果」(目立つ特徴で全体評価が歪む)、「寛容効果」(相手を甘く評価しがちになる)があります。用語と定義を一対一で正確に結びつけておくことが得点のカギです。
※本記事の解説は、キャリア理論・労働法規に関する一般的な知識をもとに作成したものです。公式の正答表と必ず照らし合わせてご確認ください。
