2026年は、子育て世代を取り巻くお金の制度が大きく変わる節目の年です。
高校授業料や給食費の無償化、現金給付の拡充など家計を支える制度が広がる一方で、新たな負担制度も同時に始まるのが特徴です。
そのため、
- 「支援が増えると聞くけれど、本当に得なのか」
- 「どの制度が自分の家庭に関係するのかわからない」
と感じる人も少なくありません。
この記事では、2026年に始まる・変更される子育て関連のお金の制度を時系列で整理し、支援と負担の両面が見えるように解説します。


春ごろ|子ども1人あたり2万円「子育て応援手当」
2026年春ごろ、子ども1人につき2万円を支給する一時金制度が実施予定です。
制度概要
- 金額:子ども1人あたり2万円(1回限り)
- 対象:0歳〜18歳(高校3年生相当まで)
- 所得制限:なし
- 申請:原則不要(自動給付)
児童手当の登録口座へ振り込まれる仕組みのため、手続きの負担が少ない点が特徴です。
4月~|私立を含む高校授業料が実質無償化へ
2026年度から、高校授業料への公的支援が大幅に拡充されます。
すでに公立高校は実質無償化されていますが、私立高校についても所得制限が撤廃され、支援の対象が全世帯に広がります。
制度のポイント
- 公立・私立ともに全世帯が対象
- 私立高校は年45.7万円まで支援(上限あり)
- これまであった年収910万円の所得制限は撤廃
これにより、高所得世帯でも授業料支援を受けられるようになります。
注意点
- 入学金、施設費、制服代などは対象外
- 「完全な教育費ゼロ」ではない
授業料部分のみが支援される制度である点は押さえておく必要があります。
4月~|小学校の給食費が無償化
2026年度から、全国の公立小学校で給食費の無償化が始まります。
制度の内容
- 対象:公立小学校のみ(私立は対象外)
- 補助上限:月5,200円/1人
- 上限を超える分は自治体の判断
自治体ごとの対応に差が出る可能性があるため、居住地の方針確認が重要です。
4月~|子ども・子育て支援金制度の徴収開始
2026年度から、新たに「子ども・子育て支援金制度」が始まります。
制度の特徴
- 医療保険料に上乗せして徴収
- 子どもの有無に関係なく全ての医療保険加入者が対象
- 集めた財源は出産・育児支援に充当
制度上は「税」ではありませんが、強制的に徴収される仕組みのため、実質的な負担増と受け止められることもあります。
4月~|子ども誰でも通園制度が全国展開
保育所に通っていない家庭でも利用できる「子ども誰でも通園制度」が、2026年度から全国で始まります。
制度概要
- 対象:生後6か月〜満3歳未満
- 利用時間:月10時間まで
- 利用料:1時間300円
育児の負担軽減が期待される一方、保育現場の人員確保が課題とされています。
2027年予定|子どもNISAの創設
ジュニアNISAに代わる制度として、「子どもNISA」が創設される予定です。
制度の概要
- 0歳から口座開設可能
- 年120万円までのつみたて投資
- 累計投資上限600万円
- 原則12歳以降に引き出し可能
教育費や将来資金を計画的に準備するための制度と位置づけられています。
検討中|年収の壁が178万円へ引き上げ
所得税が発生するラインが、160万円から178万円へ引き上げられる見込みです。
影響のポイント
- 基礎控除・給与所得控除の拡大
- 年収665万円以下が主な対象
- 納税者の約8割に影響すると想定
特に共働き世帯やパート就労者にとって、働き方の選択肢が広がる可能性があります。
検討中|出産費用の無償化に向けた検討
正常分娩にかかる基本的な出産費用の無償化が検討されています。
無償化の対象外となる見込み
- 個室料金・お祝い膳
- 無痛分娩の追加費用
- 帝王切開など医療行為部分(保険適用3割負担)
最低限の出産費用を軽減する制度として整理すると理解しやすいでしょう。
まとめ|「支援」と「負担」を同時に見ることが重要
2026年は、
- 教育・子育て支援が拡充される年
- 同時に、新たな負担制度が始まる年
でもあります。
重要なのは、
- 自分の家庭に関係する制度は何か
- 一時的な給付か、長期的な制度か
を整理して把握することです。
制度を正しく理解することが、これからの家計を守る第一歩になります。
2026年に向けた制度の動きは、今後も注目が必要です。



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