2026年衆議院選挙は、「立憲民主党の時代を支えた政治家たち」が一斉に議席を失う、象徴的な選挙となった。
枝野幸男氏、岡田克也氏、江田憲司氏――いずれも立憲民主党や民主党政権を代表する存在だったが、小選挙区で敗北し、比例復活も果たせなかった。
有権者はなぜ、これらの“顔”にノーを突きつけたのか。本記事では、誰がどの選挙区で敗れたのかを整理しつつ、今回の結果が持つ意味を読み解く。
小選挙区で敗れた主な「元立民系」大物議員
枝野幸男氏(埼玉5区)
- 結果:小選挙区で落選(比例復活なし)
- 経歴:立憲民主党の創設者・初代代表
菅直人内閣で官房長官を務め、東日本大震災・福島第一原発事故対応の中心人物 - 当選回数:通算11回
→ 高い知名度を誇る象徴的存在の落選は、今回選挙の最大の衝撃の一つ
江田憲司氏(神奈川8区)
- 結果:小選挙区で落選
- 経歴:
みんなの党、結いの党、維新の党、民進党などを渡り歩き、立民結党にも参加
立憲民主党代表代行を歴任 - 当選回数:通算8回
→ 中道・改革派の論客として知られたが9期目ならず
岡田克也氏(三重3区)
- 結果:小選挙区で落選
- 経歴:
鳩山・菅・野田内閣で外相、副総理
立憲民主党でも幹事長など要職を歴任 - 当選回数:通算12回
→ 民主党政権を象徴する実務派重鎮が議席喪失
米山隆一氏(新潟4区)
- 結果:小選挙区で落選
- 経歴:元新潟県知事
2021年衆院選で初当選、前回は議席を守っていた - 当選回数:通算2回
比例復活もかなわなかったベテラン勢
小選挙区で敗れたうえ、比例代表での復活当選もできなかった議員も多い。
- 小沢一郎氏(岩手3区)
戦後最多タイとなる通算20回当選を目指すも落選 - 安住淳氏(宮城4区)(中道改革連合・共同幹事長)
- 玄葉光一郎氏(福島2区)(元外相)
- 海江田万里氏(東京1区)(元経産相)
- 馬淵澄夫氏(奈良1区)(共同選対委員長)
いずれも民主党政権や立憲民主党を支えてきた中心人物で、世代交代を強く印象づける結果となった。
その他の落選者(主な小選挙区)
- 小宮山泰子氏(埼玉7区)
- 松下玲子氏(東京18区)
- 五十嵐衣里氏(東京30区)
- 阿部知子氏(神奈川12区)
- 下条みつ氏(長野2区)
- 亀井亜紀子氏(島根1区)
- 樽床伸二氏(大阪12区)
今回の選挙結果が示す意味
今回の衆院選では、
- 民主党~立憲民主党を支えた「顔ぶれ」が一気に退場
- 小選挙区での敗北により、比例復活に頼れない厳しい現実
- 中道改革連合の求心力と有権者の評価が問われた
という構図が鮮明になった。
「誰が勝ったか」以上に、「誰が落ちたか」が政界再編の行方を示す選挙となったといえる。

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